ご相談事例Case study

マンションの雨漏りの調査に立ち会う

  • 雨漏り

川口市のオーナーズマンション(RC造7階建て15戸)で2年前の大規模修繕工事完了後、なおも雨漏りがするため、その調査立会をご依頼頂きました。
施工会社曰く、雨漏りした上階バルコニーを散水し、漏水原因と思しき箇所を赤外線カメラで再特定したとの事、
雨漏り報告は複数宅ありその都度同様の調査を行ったとの事でした。
しかしこの方法では、部分的な散水の後に部分的な撮影を行い部分的な漏水原因箇所特定したに過ぎません。
もっと建物全体にまで調査範囲を広げ、漏水原因となる不良個所の特定を行うことが望ましい旨を助言致しました。
またこの施工業者の補修方法は、外壁に高圧洗浄した後、下地補修せず簡易防水材(撥水剤:はっすいざい)塗布にとどめる工法をとっており、
外壁が水を弾きはしますが、ひび割れがあればそこから浸水しかねない状態で、漏水の再発が懸念される工法でした。
これらを鑑み、漏水箇所だけでなく外壁全体の再調査の必要性をお伝え致しました。
加えて、大規模修繕工事では雨漏りの保証期間(少なくとも7年以上)が担保されるもので、
修繕後2年なら雨漏りは費用をかけることなく漏水補修できる旨もお伝え致しました。